チベット問題を知る本

 いまではチベット問題をしることができるいろいろな本が出版されていますが、ここではおもに日本語で読めるものをえらんでみました。(現物確認ができなかった本も多くあります。まちがいなど、お気づきのときはichhan-j\po.bcap.co.jpまで(\は@に変えて)お送りください。

A.過去のチベット独立抵抗運動など
B.
当時のチベットを知るために
C.
現代のチベット問題を知るために
D.
ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(チベットハウス)関連の書籍
E.ダライ・ラマ、パンチェン・ラマ、シャカッパ関連書籍
   (
ダライ・ラマ  パンチェン・ラマ  シャカッパ
F.
チベット選書(日中出版)
G.
チベットの真実はどちらにあるか
H.
チベット関係一般書(和書)
I.
Websites

A.過去のチベット独立抵抗運動など

  1. 『激動チベットの記録:1950−1959』
     武井制作室(制作) 日本工業新聞社 1983 113頁 ¥5000 *英文併記
      原書:『Tibet in Turmoil-A Pictorial Account』(ed.by Thundup Kedroob)
  2. 中国とたたかったチベット人
     ペマ・ギャルポ・三浦順子共訳 日中出版(チベット選書) 1987 194頁 ¥1800
      原書:『"The Horseman in the Snow" The story of Aten,Khampa warrior』(by Jamyang Norbu 1979)
      アテン自身の原書(チベット語):『(rab brtan rdo rje'am)nyag rong a bstan gyi mi tshe'i bya bzhag dngongs myong ma 'ongs dran bskul』(by Nyarong Aten 1980年ころ 219頁)
  3. 『四つの河 六つの山脈ー中国支配とチベットの抵抗』
     棚瀬慈郎訳 山手書房新社 1993 161頁 ¥1500
      原書:『
    Four Rivers Six Ranges Reminiscences of the Resistance Movement in Tibet』(by Gompo Tashi Andrugtsang *A True Account of Khampa Resistance to Chinese in Tibet)
  4. Life in the Red Flag People's Commune』(by:Dhondub Choedon)
  5. Tibet:The Undying Flame』(trans.by:Kunsang Paljor 1976)
      原書(チベット語):『Tibet:The Undying Flame』(by Kunsang Paljor) *Vivid account of the Chinese takeover of Tibet

B.当時のチベットを知るために

  1. 『赤いチベット』
     近藤等訳 新潮社 昭和34年 251頁 ¥280 *芙蓉書房版(昭和45 353頁 ¥850)
      原書:『
    Caputured in Tibet』(by Robert Ford)
  2. 『チベット偽装の十年』
     木村肥佐生(述) 三浦順子訳 1994 389頁 ¥2600
      原書:『
    Japanese Agent in Tibet』(by Hisao Kimura as told to Scott Berry)
  3. 『チベットの七年』
     近藤等訳 新潮社 昭和30 232頁 *1957年版(「人と自然叢書」 232頁)
      原書:『Sieben Jahre in Tibet』(by Heinrich Harrer)
  4. 『チベットの七年 ダライ・ラマの宮廷に仕えて』
     福田宏年訳 白水社 1997(新装復刊) 401頁 *1981年版(401頁 ¥3500)、1989年版(新装版:401頁 ¥3800) 
      原書:『Sieben Jahre in Tibet』(by Heinrich Harrer)
  5. 『セブン・イヤーズ・イン・チベット』
     福田宏年訳 角川書店(角川文庫ソフィア) 1997 474頁 ¥940 *上記本の改題
      原書:『Sieben Jahre in Tibet』(by Heinrich Harrer)
       *映画化された「セブン・イヤーズ・イン・チベット」にたいする批判は
    こちら(最後の部分にあります)
  6. 『チベットと日本の百年』
     日本人チベット行百年記念フォーラム実行委員会(編) 新宿書房 240頁 2000円
  7. 『チベットの娘』
     ペマ・ギャルポ・三浦順子訳 中央公論社(中公文庫) 1991 528頁
     *この本は復刊になりました。(→
    こちら
      原書:『
    Daughter of Tibet』(by Rinchen Dolma Taring)
       *さきごろチベット語版がでました(『bod kyi bu mo』(oral histry series No.11)(by Rinchen Dolma Taring)。一昨年91歳でなくなった彼女への、5日まえのインタビューは『まるめ』(3−5号)に。そのビデオもあります。

C.現代のチベット問題を知るために

  1. あやしいチベット交遊記
     長田幸康著 現代書館 2000 206頁 ¥2000 
      *自白をさせるために
    電気棒をチベット人にあてようとして、他の看守がそのチベット人のからだに触っていたため、そのチベット人と看守ともどもに電気棒のショックをうけてしまった、そんな留置場の経験を話のネタにしているチベット青年たちの話におもわず吹きだしてしまったけれど・・・。(「3 町は「活動家」だらけ」 p193-4より)
  2. 『雲表の国ー青海・チベット踏査行』
     色川大吉著 小学館 1988 338頁 ¥1500 *1991年版(『雲表の国ーチベット踏査行』(小学館ライブラリー12) 332頁 ¥890)
      *「第9章 文革の爪跡ー大破壊を受けた寺院」(271-304p)など。
  3. 『活仏たちのチベット 「ダライ・ラマとカルマパ」』
     田中公明著 春秋社 2000 210頁 ¥1700
  4. 宝の館チベットーイギリス女性がくらした二年間
     古川修訳中央公論社 1996 357頁 ¥2800
      原書:『
    Inside the Treasure House A Time in Tibet』(by Catriona Bass)
       *「中国語は厳然としてチベット社会での支配言語となっている。」(「第9章 教育問題」 p122)との彼女の観察あり。
  5. 『ダライ・ラマの微笑 最新チベット事情』
     牧野聖修・五十嵐文彦著 蝸牛社 1998 183頁 ¥1500
  6. チベット女戦士アデ
     
    小山晶子訳 総合法令出版 1999 347頁 ¥2000
      原書:『Ama Adhe The Voice that Remembers:The Heroic Story of a Woman's Fight to Free Tibet』(by Adhe Tapontsang as told to Joy Blakeslee 1997 257p:The Voice that Remembers:A Tibetan Woman's Inspiring Story of Survival)
       *この本の紹介文はチベット文化研究所のHP(
    チベット関係新刊図書案内)のなかにあります。またアマアデが活動している「Gu-Chu-Sum」のHPはこちら。彼女にはルンタ・プロジェクトのなかのGu-Chu-Sum 執行部スタッフであえます。
  7. チベット=受難と希望 「雪の国」の民族主義
     山本一郎訳 サイマル出版会 1991 323頁 ¥2100 
      原書:『Tibet Mort ou Vif』(by Pierre-Antoine Donnet 1990)
       *1987.9ー1989.3のチベット独立要求デモによる暴動と1989.3になされた戒厳令の記事あり。(同書 p157-191)
  8. 『チベットで食べる・買う こんなに楽しい聖地探訪』
     長田幸康著 祥伝社(文庫) 192頁 ¥714
  9. 『チベット・デビュー』
     長田幸康・細井奈緒美編 オフィス・モモ 2000 223頁 ¥1200 
      *
    「5 証言・本当はこんなことが起こっている」に、元政治囚の証言あり。Web(「チベット証言集」)こちら
  10. チベットのこころ
     
    山際素男著 三一書房 1994 227頁 ¥2100
      *「亡命チベット人の証言」(125-159p)や『チベット通信』の転載(161-224p)あり。
  11. 『チベットの悲劇〜中国共産軍からチベットを救おう〜』(漫画本)
     泉華炎(作) (株)国風発行 138頁 カンパ(500円より)
      *このマンガのもとは『
    チベット女戦士アデ』。また作者の画廊(HP)のなかに「アデの願い」のコーナがあります。(調整中)
  12. 東北大学西蔵学術登山隊人文班報告チベット・曼荼羅の世界ーその芸術・宗教・生活』
     色川大吉編 小学館 1989 302頁 ¥2600
      *「二 近代の悲劇」(「三 チベットのいまと昔」のなかの「チベット古代の栄光と近代の悲劇」(p269-296)に、チベットにおけるつじつまのあわない政府発表統計のはなしがみられる。おなじような政府統計のレトリックは「第9章 教育問題」(『
    宝の館チベットーイギリス女性がくらした二年間』)などにみられます。
  13. 『囚われのチベットの少女』
     今枝由郎訳 トランスビュー(発行) 2002 226頁 ¥2000
     原書:『La Prisonniere de Lhassa』(by Philippe Broussard,Danielle Laeng 2001)
      *
    Ngawang Sangdrolのプロフィールはダライ・ラマ法王日本代表部事務所のHP(ンガワン・サンドル プロフィール)や「Gu-Chu-Sum」のHPリスト16番)にあります。
  14. 『ぼくのチベット・レッスン』
     長田幸康著 社会評論社 2001(最新版) 238頁 ¥1800 *1995年版(222頁 ¥1800)
  15. 『雪の国からの亡命ーチベットとダライ・ラマ半世紀の証言』
     三浦順子・小林秀英・梅野泉訳 地湧社 1991 606頁 ¥3300 
      原書:『
    In Exile from the Land of Snows』(by J.F.Avedon 1984)
       *この原書については「ラサの西蔵人民出版社がこの書籍を翻訳出版したが、すぐに当局によって発禁となりすでに出回っていた分は回収された。しかし数冊が密かにインドにもちだされ、それを台湾の慧炬出版社が複製して、一九九一年に『雪域境外流亡記』という題名で出版した。」(『
    中国民主活動家チベットを語る』 p348)といういきさつをもつ。
  16. 『雪の下の炎』
     檜垣嗣子訳 新潮社 1998 271頁 ¥2200
      原書:『Fire under the Snow:Testimony of a Tibetan Prisoner』(by Palden Gyatso 1998)
       *僧侶が語る31年間の獄中生活。その半分は生い立ちから文化革命以前のできごとが書かれている。
  17. 『ルポ中国ー「解放の夢」と「開放の現実」』
     諸星清佳著 晩聲社(ルポルタージュ叢書39) 核時代五一年(1996) 396頁 ¥2884 *「第五章 少数民族の現在ーチベット」(p216-276)
      *ラサでのチベット独立デモの様子・写真あり。
  18. Tibet : The Facts A Report Prepared by the Scientific Buddhist Association for the United Nations Commission on Human Rights』(by:Tibetan Young Buddhist Association)

D.ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(チベットハウス)関連の書籍

  1. 『ダラムサラと北京ー提唱と往復書簡(1981〜1993) 付:モンゴル帝国とチベット』
     チベット亡命政府情報・国際関係省著 風彩社 2000 175頁 ¥2500
      原冊子:『Dharamsala and Beijing initiatives and Correspondence 1981-1993』(チベット亡命政府情報・国際関係省著 1994)ほか数編を合冊したもの
  2. 『チベット 環境と開発をめぐって』
     久保博嗣・柴田龍男訳 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(発行) 103頁 ¥1000
      原書:『
    Tibet-Environment and development Issues 1992』(チベット亡命政権情報・国際関係省著 1992)
  3. 『チベットにおける中国政府の現行政策ーチベット文明を根絶する必死の試みー』
     ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(訳・発行) 52頁 ¥300
      原書:『China's Current Policy in Tibet-Life-and-death Struggle to Crush an Ancient Civilization』(チベット亡命政権情報・国際関係省著 2000)
  4. 『チベットの現実』
     南野善三郎訳 風彩社 1995 150頁 ¥1200
      原書:『Tibet,Proving Truth from Facts』(ed.by Information and International Relations Central Tibet Administration,Dharamsala)
  5. 『チベット入門』
     南野善三郎訳 鳥影社 1999 264頁 ¥1600 *上記本の改題改訳増補版(地図・序文・付章・索引など追加)  

E.ダライ・ラマ、パンチェン・ラマ、シャカッパ関連書籍

1.ダライ・ラマ(宗教書をのぞく)

  1. 『この悲劇の国、わがチベット:ダライ・ラマ自伝』
     日高一輝訳 蒼洋社(蒼洋社選書2) 昭和54 306頁 ¥1400
      原書:『
    My Land & My People:Memoirs of the Dalai Lama of Tibet』(by H.H.Dalai Lama 1962)
      もとの原書(チベット語):『ngos kyi yul dang ngos kyi mi mang』(by H.H.Dalai Lama 1963(rep?) 327p)
  2. 『チベットわが祖国ーダライ・ラマ自叙伝』
     木村肥佐生訳 亜細亜大学アジア研究所 1986 361頁 ¥1800
      原書:『
    My Land & My People:Memoirs of the Dalai Lama of Tibet』(by H.H.Dalai Lama)  
  3. 『チベットわが祖国』
     木村肥佐生訳 中央公論新社(中公文庫
    BIBLIO20世紀) 2001(改版) 437頁 ¥1048 *1989年版(中央公論社(中公文庫) 464頁 ¥895) 
      原書:『
    My Land & My People:Memoirs of the Dalai Lama of Tibet』(by H.H.Dalai Lama)  
  4. ダライ・ラマ自伝
     山際素男訳 文芸春秋 1992 336頁 ¥2200 *文春文庫版(2001 436頁 ¥552)
      原著:『
    Freedom in Exils : The Autobiography of His Holiness The Dalai Lama of Tibet』(by H.H.Dalai Lama)

2.パンチェン・ラマ

  1. 『高僧の生まれ変わり チベットの少年』
     
    イザベル・ヒルトン著 三浦順子訳 世界文化社 2001 430頁 ¥2200
      原書:『The Search for the Panchen Lama』(by
    Isabel Hilton 2000 352p)
       *この本の紹介文はチベット文化研究所のHP(
    チベット関係新刊図書案内)のなかにあります。いまも行方不明の転生霊童パンチェン・ラマについてはこちら。転生霊童探しの虚実はこの本で。 
  2. 『パンチェン・ラマ伝』
     池上正治訳 平河出版社 1991 349頁 ¥2500
      原書:『班禅大師』(降辺嘉措著 東方出版(北京) 1989 225頁 3.50元)
  3. パンチェン・ラマの告発
     山際基男訳 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(発行) 1995 28頁
      原文:『
    The Panchen Lama speaks』(パンチェン・ラマ(述) チベット亡命政権情報・国際関係省編訳)
       *Web版は「
    パンチェン・ラマの告発」(ダライ・ラマ法王日本代表部事務所のHPのなかより)
  4. 『A Poisoned Arrow The Secret Report of the 10th Panchen Lama』(『パンチェン・ラマ 七万言の書』:第十世班禅額爾徳尼・確吉堅賛(執筆))
     by:bskal bzang tshe brtan Tibet Information Network(London) 1997
      原史料:『通過敬愛的周恩来総理向中央匯報関于西蔵和其他藏族地区群衆的疾苦和対今後工作的建議』(1962)
       *解説:チベット動乱(1959)後に「西蔵自治区籌備委員会」の代理委員長となった著者がチベット全土を視察し、中国政府の過酷な事後措置の是正を求めた報告書(いわゆる「七万言書」)。著者が失脚し、逮捕・投獄されるにいたる直接の原因となった。(上の書名・解説などは「チベット史情報室「テングリノール」の
    法律・各種公文書(Web版)から引用。
       *Web版は
    流言を暴く鋭い矢―パンチェン・ラマの《七万言の書》」(ツェ・ギャ:「中国の人々が語るチベット」(《北京之春》第60期−471998 5月)より))
  5. 『歴輩達頼喇嘛与班禅額爾徳尼年譜』
     丹珠昂奔(主編) 中央民族大学出版社 1998 753頁 128元
      *歴代ダライ・ラマとパンチェン・ラマの詳細な700余頁におよぶ年譜。14世ダライ・ラマが亡命し、11世パンチェン・ラマが極秘裏に拘留されている現在、「”現在世者不入年譜”的原則」(同書の「又後記」 753p)は当然ありうることとしても、1962.5中旬に上呈された上の「七万言書」のゆえに、十年におよぶパンチェン・ラマの獄中生活が「8月 獲釈。整整度過了9年零8個月的監獄生活」(同書 714p)のひとことでですまされている。また
    「1987328日、北京で開かれた全国人民代表大会“チベット自治区”常務委員会におけるパンチェン・ラマの報告」(「本文」より引用)についてはその記載さえみられない。そして不可解な死に方をした、その六日前(1989.1.22)になされたパンチェン・ラマによる告発(「序文」)についてはこの本では言及がなく、かわりに「講話中賛揚了党的宗教政策,賛揚了漢蔵民族的大団結,・・・」(同書 729p)が書かれている。このような年譜をみるとき、これはいったい誰のための年譜だろうかという疑問がわいてくるのが自然でしょう。(なお1989.1.11の項には「・・・退還60年代批判審査期間没収的档案文件,包括”七万言書”的蔵文手稿和私人照片、相冊、夢兆録、卦辞等。」(同書 729p)とある)
  6. 「パンチェン・ラマの謎の死」『チベット=受難と希望 「雪の国」の民族主義』(p285-292)
     *ここでもパンチェン・リンポチェが中国のチベット政策を痛烈に非難したことが述べられている(上の告発の「序文」を参照ください)が、その詳細は不明。

3.シャカッパ

  1. 『チベット政治史』
     三浦順子訳 亜細亜大学アジア研究所 1992 406+37頁 ¥3800
      原書:『
    Tibet:A political History』(by Tsepon W.D. Shakabpa)
      原書(チベット語):『
    bod kyi srid don rgyal rabs
       1.by zhwa sgab pa dbang phyug bde ldan=Tsepon W.D.Shakabpa,pub.by bkas khang thub bstan tshe dpal(T.Tsepal Taikhang),Delhi,1976,
    685+640p(2 vols)
       2.
    by zhwa sgab pa dbang phyug bde ldan=Tsepon W.D.Shakabpa,pub.by bod gzhung shes rig dpe skrun khang(Tibetan Cultural Printing Press),Dharmsala,1986
  2. zhwa sgab pa'i "bod kyi srid don rgyal rabs" dang bod kyi lo rgyus dngos』(夏格巴的『西蔵政治史』与西蔵歴史的本来面目)(チベット語版)  
     西蔵自治区『西蔵政治史』評注小組編著 民族出版社 1996 
  3. 夏格巴的『西蔵政治史』与西蔵歴史的本来面目』(中文版)
     西蔵自治区『西蔵政治史』評注小組編著 民族出版社 1996
     *上記2・3の本はShakabpa氏の著作(上記1の本)への批判。
     *1ー3の書名・著者・出版社名などは「チベット史情報室「テングリノール」の
    概説書・一般書(Web版)から引用。

F.チベット選書(日中出版)

  1. 『チベット入門』
     ペマ・ギャルポ著 1998(改訂新版) 252頁 ¥2500 *初版(1981年 206頁)・新装版(1987 206頁)・増補版(1991 220頁 ¥2360)
  2. 『チベットの核ーチベットにおける中国の核兵器』
     金谷譲訳・ペマ・ギャルポ 2000 180頁 ¥1800
      原書:『Nuclear Tibet:Nuclear Weapons and Nuclear Waste on the Tibetan Plateau』(by John Ackerly,pub.by International Campain for Tibet,1993)
  3. 『チベット白書 チベットにおける中国の人権侵害 英国議会人権擁護グループ報告』
     チベット問題を考える会(編訳) 2000(改訂新版) 174頁 ¥1800 *1989年版(149頁 ¥1440)
      原書:『Human Right Violations in Tibet』(英国議会人権擁護グループ編?)
  4. 『チベットはどうなってるいるのか?ーチベット問題へのアプローチ』
     ペマ・ギャルポ著 1990 187頁 ¥1850
  5. 『中国とたたかったチベット人』
     ペマ・ギャルポ・三浦順子(共訳) 1987 194頁 ¥1800 *詳細は
    こちら
  6. 中国民主活動家チベットを語る
     ペマ・ギャルポ監訳 金谷譲訳 1999 366頁 ¥3200 *中国民主活動家の意見(「中国の人々が語るチベット」)は
    こちら
      原書:『中国大陸知識分子論西藏』(曹長青編著 1996)
       *「チベット問題に関するケ小平宛獄中書簡」(魏京生著)など中国民主活動家による論文集。彼らのチベット関係のWeb活動は
    こちら
  7. 『私のチベット』
     ペマ・ギャルポ・三浦順子訳 1988 174頁 ¥1500
      原書:『
    We Tibetans』(by Rinchen Lhamo)

G.チベットの真実はどちらにあるか

1.中国政府サイド

  1. 公式発言は中国国務院新聞弁公室の「チベット」のページに(40年前のチベットの民主改革」)。
     *国務院新聞弁公室の日本語版HPは
    こちら
     *
    チベット人民が中国によって解放され、民主改革が行われてもうすでに40年余 。中国のおかげで北朝鮮のように餓死者がでるわけでもなく、人種に関係なくチベットの公務員の給料のほうが中国内地より高いらしい(
    こちらの本のp122。四人組も失脚して、ダライ・ラマの写真をもっているだけで投獄されることもいまじゃなくなり、宗教の自由は保障されているらしい。それにチベット語で話すことを禁じられているなんてことはもちろんなく、いまでは中学校でもチベット語を教えているらしい。衣食住それに教育など、なにをとってもいいことづくめに見えてしまう。こんなに少数民族を尊重しているなんて、少数民族のアイヌを差別している日本は中国に見習わなくっちゃ、とつい思ってしまうけれど・・・・。でもチベットから雪のヒマラヤを越え、いまでも多くの亡命者がでるのはなぜ?
  2. 『チベットの主権帰属と人権状況』(日本語版)
     中国国務院新聞辨公室編 民族出版社 1992 82頁 
      原書:『西蔵主権帰属与人権状況』(中国国務院新聞辨公室 1992)
       *中国では少数民族が尊重されているという宣伝があるのに、「
    チベット証言集」(The case of Ngawang Wangdon)やチベット独立運動による死亡者リストなどが存在するのはなぜ。「ラベルと中身はちがう」というのはいまや常識ねっ。
       *
    Ngawang Wangdonさんは「2002 拷問被害者全国スピーキングツアー」のため来日されていましたが、講演がおわり帰国されています。
  3. 『チベット その歴史と現代』
     島田政男著 三省堂 1978 261頁 ¥2500
      *甘い「解放」の裏で何がおこなわれていたのか知るには
    こちら。文化大革命のはじまるまえからチベットの苦難ははじまっていたというのに。「見る」ことはほんとうにむずかしい。
  4. 『現代チベットの歩み』
     八巻佳子訳 東方書店 1994 389頁 ¥3800
      原書:『
    The Making of Modern Tibet』(by:A.Tom Grunfeld)
       *「両方の意見をきかなくっちゃ」(筆者注:同書「謝辞」]頁には、「”偏見のない公平な歴史書”」とある。)と書いているのはいいけれど、亡命チベット人の苦難の声は聞こえてきそうにない。公平さをもとめるというのなら、次のような本(『
    チベット=受難と希望 「雪の国」の民族主義』など)を書いてほしいなあ。
  5. dma' rim slob 'bring gi slob deb krung go'i lo rgyus(deb gnyis pa)』(『初級中学課本 中国歴史(第二冊)』(チベット語文))
     王劍英等編 青海民族教材編訳処訳 青海民族出版社 1983.10(1985.10 3次) 297頁 1.05元 
      *以前青海省の公立学校で使われていたチベット語教科書。この教科書は題名がしめすように、中国の歴史を学習するためにつくられていて、とうぜんチベットの歴史やダライ・ラマのことはほんのおまけで、それも中国の見方が書かれている。たとえば
    p268では清国の勢力範囲にはいってる民族として、「漢族・満族・蒙古族・回族の次に、蔵族(チベット族)」(上から3行目の左一項目、見た目に左から二つ目に見える文字が「蔵族」)があげられている。たとえをつかってみれば、アメリカの歴史とブッシュ大統領のことばかりで日本の歴史が書かれていない、日本語による日本人のための歴史教科書があったとして、それを日本人のための小中学校の教科書として学校でつかうことを日本人は大歓迎するでしょうか。しかし中国内のチベット人はチベット人にとって必要なチベットの歴史やダライ・ラマのことが書かれていない、そんな歴史教科書で習っているのです。それでも「チベット語で習えるんだからいいんじゃない、幸せでしょう」といえるのでしょうか。(チベットの教育事情はこちら
     *「チベット語の学校教科書」目録(2002.11.05追加)は
    こちら
  6. 中国における民族問題としてチベットを取り上げたものは、次のHPで紹介されています(こちら

H.チベット関係一般書(和書

I.ダライラマ関係書(和書英文書

J.Websites

  1. ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(Tibet House)のHPはこちら
  2. チベット文化研究所のHPはこちら
  3. “I love Tibet!”のHPはこちら(チベット関係のリンクが豊富)
  4. ルンタ・プロジェクトのHPはこちらダラムサラのチベット難民救済NGO。うらるんたはこちら

                 2000.7.2 追記  ichhan

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 日本語の起源

 倭言(わごと)

 

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